⑤前向きになるまで
今日は夫と付き合い始めて10年の記念日でした。
あちこちお買い物デートをして、お昼はちょっと高級な回転寿司へ行きました。
ハルちゃんのオムツを替えてる間に、私の好きなお寿司を注文してくれたり、お茶を入れてくれたり、夫の優しさをしみじみ感じました。
これからも思いやりを大切に、にぎやかで楽しい毎日を過ごしていきたいなと思っています。
さて今回は、発達障害と診断を受け、どのようにして前向きになっていったかを投稿したいと思います。
発達障害だと気づく前のことです。
出産してすぐは夫の仕事の都合で東京に住んでおりましたが、息子が1歳4ヶ月の頃、夫の転職を機に北海道へ引っ越してきました。
その頃も育てにくさと戦っておりました。
そんな時、1歳6ヶ月健診のお知らせが届きました。
初めての場所も苦手で、人も多く刺激がとても強かったため、泣いて泣いて大暴れでとても大変な思いをしながら健診を受けました。
そんな様子を見ていた保健師さんに声をかけていただき個室に通され、お話を聞いてもらうことになりました。
育てにくさや育児に対して自信がないことなど溜まっていた思いを伝えたところ、子育て広場へ参加してみませんか?とすすめられました。
今のこの状況が少しでもよくなるならと、わらをもすがる思いで参加を決意しました。
最初は月1回、慣れててからは週1回に増やしてもらいました。
りんちゃんのためと言いながら私自身、誰かに話を聞いてもらいたい気持ちの方が強かったのだと思います。
先生方がとても親切で、りんちゃんの特性をよく理解してくださっており、私にとってとても心地よい場所でした。
人に話すと不安が解消されや怒りがおさまり、心に余裕を持ってりんちゃんに接することができるようになってきました。
先生方のアドバイスや、先輩ママさんの書いた書籍もたくさん読み参考にし、叱ることで正そうとすることが間違いだと気付き、褒める回数を増やしました。
例えば、要求が通らず叩いてくる時、いつもは3回叩いてくるのに1回でやめれたことを「我慢できてえらいね」と言うように心がけました。
しかし正直、辛いです。
私も一応、生身の人間なので嫌なことをされて、それをしてきた相手を褒めるなんて本当はしたくありません。
でも、りんちゃんの場合、私が怒鳴り散らすと、遠くを見つめ小さな声でぶつぶつ独り言を言うようになってしまったのです。
これでは息子の心が壊れてしまうのではと考え、自分の接し方や行動パターンを変えようと決意しました。
あの頃は、右も左も分からず、ただただ怒ることしかできなかった私。
このどうしようもない気持ちを聞いてくれる子育て広場の存在はとても大きかったです。
困りごとを相談すると「大変ですよね、お母さんとても頑張っていてすごいですね」と言ってくれることがどれだけ心の支えになったか。
あの頃の私は、誰も分かってくれない・当事者じゃないくせにと、やけくそになってました。
でも、子育て広場の先生は何百人もの子どもと親を見てきているため、ほしい答えをピンポイントでアドバイスしてくれました。
もちろん全てがりんちゃんに合った訳ではありませんが、一緒に考え支えてくれたことが、ただただ嬉しかったです。
もし、私と同じように、誰も分かってくれないと思って苦しんでる方がいらっしゃいましたら、誰かに話を聞いてもらうと心が楽になるかと思います。
1人で悶々とすると余計なことばかり考えて心の元気がなくなってしまいます。
しかも、子どもは敏感なので連られてご機嫌が悪くなります。
まさに悪循環です…。
前向きになるきっかけをくれた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。