【あじゅの子育て日記】発達障害の息子が教えてくれたこと。

私の息子は発達障害(自閉スペクトラム症+ADHDの特性あり)を持って生まれました。そんな愛すべき息子との日々や、家族の成長を一生懸命書いています。

今日のできごと

 

晩ごはんの後、スマホで釣りゲームをしていたりんちゃん。

 

いきなり「ちょっと!待って!ついにきた!釣りたい!釣りたい!」と久々の激レアフィッシュのヒットに大興奮していました。

 

そんな中、ジェムも340個あるから釣れなくてもリトライできるでしょうと私はのんきにおニューのフライパンで焼いた餃子を食べていました。

 

ですが、その激レアフィッシュのリトライには500個のジェムが必要だった…。

 

 

 

チーーーーーン。

 

 


「釣りたい!釣りたい!」とギャンギャンギャン泣きのりんちゃん。

 


てっきり使って足りないのかと思っていたため「使っちゃったんでないの?」と聞いたら「使ってない!ママが使ったからなくなった!!」とさらにギャン泣き。

 


私の右太ももと右手の甲を何度も叩き殴ってきました。

真っ赤っかになり、ヒリヒリと痛かったです。

 


こういう時は「痛い!」とか「釣れないものは釣れない!」と怒って抑えようとしてもダメだなと思い、とりあえず気が済むまでやらせて様子を見ていました。

 


少し冷静さを取り戻したりんちゃんは私に向かって「また来たら教えて!!」と目の前で何度も怒鳴りつけてきました。

 

ここすごい。

「今釣りたい!」から「また来たら教えて!」に切り替えている。

 

と考えながら、3回目に怒鳴られた時、なぜか笑いがこみ上げてきて笑ってしまったらりんちゃんも連られて笑っていました。


自分も笑ってたのに、笑ったのが悪いとまた叩いてきたので「りんちゃんは叩いて楽しかったり、嬉しかったりするの?」と聞いてみると首を横に振って「ごめんね」と泣きながら謝ってきました。

 


きっと叩きたきくて叩いてるわけではなく、どうしようもない怒りを何かで発散しないと気が済まないんだと思います。

 


そっとゲームをやめたけど、まだ怒っていて「ママなんか大嫌い!ママのせいだ!」と言ってきました。

悲しくなった私は「そっか…ママいない方がいいか…」と言ったら「やだーーーー!ごめんね」と謝ってきました。

 


どっち?どうしてほしいの?とちょっと困惑しました。

 


少し離れた場所で1人遊びを始めたのでニコッと微笑みかけたら、それが悪いと床にジャンプかかと落としを炸裂させ、さらに私のことも叩いてきました。

 

 

さすがに、暴れ過ぎだと判断したパパが「アレクサ鬼呼んで」と助けてくれました。

鬼を呼ばれたくないりんちゃんは「ごめんね!!」と泣いていました。

 

これは違う。

鬼を呼ばれたくないから謝るではなく、かかと落としをしたり、ママを叩いたから謝るってことに気がついてほしい。

 


鬼への恐怖心で切り替えスイッチが入ったのか、そこから怒ることなくブロックで作ったオリジナルのレアフィッシュの紹介を始めご機嫌を直しました。

 

 


ここまで約10分。

 

 


切り替えるのに暴力が必要なこと以外は、時間も短くなってきていてだいぶ成長したように感じます。

 

 

私たち親もまだまだ未熟なので鬼の力を借りなければ、りんちゃんの怒りを鎮めることができず、とてももどかしいです。

 

 

何か別のいい方法でスパッと切り替えられるよう実験を重ねていきたいと思います。

 

ちなみになのですが、少ししてから2人でお風呂に入った時「さっきのさ、緑の魚(激レアフィッシュ)この前りんちゃん間違って売っちゃったんだよね…」とまさかの告白。

「だからなかったのかー!」と言うと「りんちゃん間違って売っちゃったの」と申し訳なさそうに言っていました。

 

間違えて売ってしまった魚だったから、なおさら釣りたかったのかもしれません。

 

次はリトライできるようママはせっせとジェム集めを頑張るよ…。