【あじゅの子育て日記】発達障害の息子が教えてくれたこと。

私の息子は発達障害(自閉スペクトラム症+ADHDの特性あり)を持って生まれました。そんな愛すべき息子との日々や、家族の成長を一生懸命書いています。

⑦1番苦しんでいるのは我が子

 

お天気に恵まれたので、溜まりに溜まっていた洗濯物を3回に分けて回しました。

赤ちゃんとはいえ、家族が1人増えると洗濯物も増える…。

 

 

さて今回は、1番苦しんでいるのは我が子について投稿したいと思います。

 

 

ここまでのブログを読んでいて、お母さんは辛いねと思ってしまうかもしれません。

もちろん、辛い時もありますし、やめたいと思ったことは何度もあります。

 

しかし、誰よりも辛いのはりんちゃんなんだと思います。

言葉が伝わらない、自分の気持ちを理解してもらえないということは、知らない言葉を話す国で暮らすようなものです。

 

皆さんも想像してみてください。

1時間目から6時間目まで英語で授業される毎日を。

とても残酷な話です。

喉が渇いたからお茶を飲みたいということすら伝わらない現実とぶつかっているのは、私たち親ではなくりんちゃんなのです。

 

どうして僕の気持ちをわかってくれないんだと大暴れした後、りんちゃんはとても後悔しているはずです。

 

パニックを起こし制御不能になった時こそ、叱るのではなく「どうしたの?」と気持ちをくみ、歩み寄り「辛かったね」と優しく背中をさすってあげられるお母さんになりたいと思っています。

 

 

りんちゃんは3歳になった頃から言葉が増え、単語から2語、3語と長く話せるようになりました。

 

最初は宇宙語の組み合わせで全く理解できませんでした。

それでも一生懸命伝えようとする姿勢に感激したことを今でも覚えています。

 

 

出かけ先のエレベーターで宇宙語を話していた時のこと。

たまたま乗り合わせた見ず知らずのおばさんが

「何歳なの?」と声をかけてきたので「2歳です。」と答えたら、「男の子は話始めるの遅いからね〜。うちの孫は2歳前から話出して楽しいのよ〜。」と言われ、何となくショックを受けたこともありました。

 

悪気はなかったんだと分かっていても、話せる=えらい!みたいに聞こえたからです。

 

 

今となっては口から生まれたの?と思うほど毎日毎日ペラペラと話しています。

 

私が「しつこい!」と注意すると「自分がしつこいって言った人が、自分がしつこいんだよ!」(しつこいと言った人が、しつこいんだよ!と言いたいのだと思います)と返してきます。

最近のブームらしく、しょっちゅう言ってきます。

しつこいの部分を違う言葉に変えるなどアレンジを加えてきます。

 

どうやらデイサービスのお兄ちゃん(小学生)のマネをしているみたいです。

 

 

こんなこともありました。

 

寝かしつけの時、口で「ブッ」と言ってきたので「りんちゃんおならした?」と冗談で聞いたら、聞いたのが悪いとこんつけ「明日ママと楽しく遊ばないから!りんちゃん1人で楽しく遊ぶから!先生にママが優しくしなかったって言うから!パパにママが優しくしなかったってノートに書いてもらうから!」とあーでもないこーでもないと話していました。

 

よく分からないところで怒り始めることより、むしろここまでの長文をつまずくことなくすらすら話したことに、私は感動してしまいました。

 

その後、私から「おならした?って聞いてごめんね」と謝ると「いいよ」と言って許してくれました。

 

 

 

会話が成り立つようになると同時に手に負えないほどの大爆発も減り、話し合いで解決する回数も増えてきました。

 

りんちゃんの頭の中が少し理解できるようになったおかげで、気持ちに余裕が生まれ、宇宙語だった日々も懐かしくて愛おしいと寂しくなる時もあります。

 

 

あの頃の私は、この苦しみや辛さが一生続くと思っていましたが、そのうち「うるせぇ!クソババァ!」と言って離れていくのだと思うと今から寂しいです…。

 

 

なので、後悔しないよう「ママ!聞いて!」の声に耳を傾け、りんちゃんのおもしろおかしい話を楽しみながら育児をしていきたいなと思います。